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米崎町樋の口から小友町雲南までの4.2キロ間がアップルロードとして開通しました。 道路の車幅は、約9メートルで直線的なルートになっています。総工費は約48億円との事。一キロの工費は約11億2千万余りと言う計算になるかな? 名称 :アップルロード 場所 :米崎町樋の口⇔小友町雲南 距離 :約4.2キロ 車道幅員:約9メートル 道路 :片側一車線 小友町雲南付近 終始点 小友町雲南地区から米崎方面を望む 米崎町樋の口付近 終始点 copyright © 2009-2010 陸前高田市探訪 all rights reserved.
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アップルシード 登場人物 コメント 士郎正宗のメジャーデビュー作となったSF漫画。雑誌連載を経ずに単行本の形でリリースされている。物語は未完であるが作者が凍結宣言している。 タイトルはアメリカの開拓時代のリンゴ農園民話『ジョニー・アップルシード物語』より。キャラクターや設定の各所にギリシア神話由来の名前が使われている。 OVA版が1988年4月21日に発売され、映画版が2004年4月17日劇場公開された。 2011年6月より、全13話からなる新シリーズ「アップルシード XIII」がスタート。ブルーレイ、DVD発売される他、配信が決定している。劇場リミックス版が2011年6月13日より公開される。 登場人物 色違いブースター♀:デュナン・ナッツ 髪型カラー。 ハッサム♂orゲノセクト:ブリアレオス・ヘカトンケイレス 後者はサイボーグ繋がり。 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 登場人物 ランクルス♀:ヒトミ(人美) メタグロス:宮本義経 ギギギアル:ドクトル・マシュー -- (ユリス) 2015-06-15 19 58 21
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タイトル Eカード一ヶ月企画 ジャンル ゲーム 対戦 カードゲーム 目的 一ヶ月間毎日Eカードの対戦を行い30日連続勝利を狙う! 準備 必要なもの Eカード 3000ニコニコポイント PC環境 ウェブカメラ nwhois 時間 30分 人数 1人 詳細な内容 いきなり○○伝説的な企画です。一ヶ月の放送でEカード30連勝の伝説達成を狙います。 Eカードの一部ルールを使うので、使う部分だけ書きます。 まず、視聴者側の手札は奴隷のカードが1枚と市民のカードが4枚です。 そして放送主の手札は皇帝のカードが1枚と市民のカードが4枚です。 それぞれのカードの強さの関係は、市民>奴隷>皇帝>市民となっています。 つまりジャンケンと同じです。グーはチョキに勝ち、チョキはパーに勝ち、パーはグーに勝ちます。 Eカードなら市民は奴隷に勝ち、奴隷は皇帝に勝ち、皇帝は奴隷に勝ちます。 カードを出す順番は奇数の日は奴隷が先、偶数の日は皇帝が先とします。 視聴者側の出すカードの決定はnwhoisというソフトのアンケート機能を使います。 左側からカードに1~5の数字を設定し、多数決で投票の一番多いカードを出します。 これでもう分かったと思いますが、視聴者側は圧倒的に不利です。 なぜならば、視聴者側は放送主が5回のうち1回出す皇帝のタイミングを読んで奴隷をださなければいけないからです。 しかし、30日(30回)ともなれば1回くらいは読めるかもしれないし、事故(意図しないカード選び)によって当たるかもしれません。 ちなみに罰ゲームはありません。 まず原作のように耳や目をかけるのは現実的ではありませんし、このゲームでは勝つことが目的です。 すべてはゲームの中のやりとりで勝負をすることだと考えています。 追加ルールとして 7連勝・14連勝・21連勝でのボーナスも考えています。
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228 名前:(*゚Д゚)さん[sage] 投稿日:2005/08/23(火) 19 47 10 ID hOePNwbP 〈 / i \_/ | | | | | _/ ̄l | i⌒ー、‐´ ./ ヽ | / | i | / l \ | ()ニ= ヽ \ . 〉 ()ニフ __\ \ |、」_;;; ()ニゝ /´ `l ヽ `‐,_| / ̄ヽ、_ ノ ̄\__ノ __/ ̄、 /彡 || //l| l/ __ / | _ノ´甘| 〈. ||/´ ̄ ̄´ `―-、 ___∠ヽ_,//∠ノ―/´ /´ ̄ ̄`―、 _ `\__ / //ゝ;ヽ__/´ / ̄i \ `ヽ l´ ̄ ̄´ / / ∠;;;| / l | / / /ニニニ | / ̄`ヽ / 〉 〈 ヽ l-=二二l / \ 六脈神武 [アップルシード] 212 名前:(*゚Д゚)さん[sage] 投稿日:2005/08/18(木) 17 58 08 ID pL8csmcI \ヽ l l ヽ\_,/ | | ヽ | ,‐´ ̄`ヽ ゝ_ |/ ill.liェli `l/´ `il⌒ヽ、 /´ヽ____ノ ,‐、_//_ `l /`( /. . .;ゝ`iヽ`ー´ . / //´`ヽ__,/. . . . ,―、.l | ̄` __l/´冫、. . . . . . . . . . . . . . . ( ・ || l ノ , ,‐´, , ,〈 ・|. . . . .____. . ヽー/ソ/l , , , / ,.... ,´ , , ヽノ /. . . . . . . `\. .\彡| , , , . ,.. ; . , 〈. . . /. .,===ヽ. .\. .lミ/ , 、 , , , , , , \l./l 〉ヾ |/ , , , , , , , |.;lヽ、――‐ノ、..l. .| , , , , , , , l、/ヽ ̄ ̄´/; |;ノ; , , , `, , , |` ̄ ̄´ / ........, , `, ` , ; , , ヽ / , `, , , , `ー‐´, `, , 金剛羅漢眼水(眼砕) [アップルシード]
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リンクアップル(OCG) 効果モンスター 星1/炎属性/サイバース族/攻 0/守 0 このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):手札のこのカードを相手に見せて発動できる。 自分のEXデッキの裏側表示のカードをランダムに1枚選んで除外する。 除外したカードがリンクモンスターだった場合、 このカードを手札から特殊召喚する。 違った場合、このカードを手札から捨て、自分はデッキから1枚ドローする。 サイバース族 デッキ圧縮 リンクモンスター補助 下級モンスター 手札増強 炎属性
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――キィン―― 金属と金属がぶつかり合う音が、暗闇に響く。超戦闘魔法少女アップルは、岩壁に寄り添っていた。彼女の片腕は熱を帯び、白熱灯のごとく輝いている。真っ赤なドレスの脇腹部分が破れ、肌が露出している。一筋の切り傷から血がつうと流れ出ていた。アップルは親指で血を拭い、それを舐めとってから、唾と一緒に吐き出す。 「毒のたぐいは喰らってなさそうだね」 彼女が今立っているのは、牌ヶ原中学の真下、地下数キロメートルの場所らしい。もっとも、それを確かめる術は彼女にはない。 アップルはそっと岩壁に触れる。かすかな振動が皮膚から伝わってくる。次第に大きくなってくるそれに、アップルは呼吸を合わせる。そして、振動が最大になった瞬間、後ろに飛び退く。 岩壁を破って巨大な影が現れた。アップルはすぐさま発熱した拳を振り下ろす。しかし、手応えがない。 「ハハッ!」 笑い声を上げてアップルの攻撃を避けた影は、地面を鋭利な爪で抉り、石礫を飛ばしてくる。アップルは両腕を盾にしてそれを凌ぐ。アップルが腕をどけると、すでに影はどこかへ消えてしまっていた。 「また逃げやがったか!」 アップルの苛立った声が暗闇に響き渡る。不意に、背後の地面が盛り上がる。アップルは右腕に炎を灯しながら、すぐさま振り返る。 「タイムタイム、僕だよ林檎ちゃん、攻撃しないで」 軽薄で気の抜けるような声が聞こえて、アップルは慌てて攻撃を中止する。 「先輩でしたか……」 アップルは炎を消して溜息をつく。 そこにいたのはアップル、椎名橋林檎の先輩、飛南瓜光次郎だった。だが、いつもの姿とは違う。細身の、それでいて筋肉質な身体には鴉のような漆黒のマントが巻き付いている。背からは蝙蝠のそれによく似た羽が生えている。そして、腕である。彼の左手には、巨大なドリルがくっついていて、鈍い色で輝いていた。表面には一線の堀溝が螺旋を描いている。 「自分の腕にドリルが付いているってのは、子供の頃は憧れたものだけど、でも実際に付いてみると実に不愉快なものだね。重みと振動で肩は痛いし、自分の身体に当たりそうで怖い。なにより女の子にモテそうにない」 飛南瓜は溜息をつくと、ドリルになってない左手で、マントから土を払う。 「さすがに、付け焼刃のドリルでは限界があるね。アイツの速度には全然敵わないよ。どうだい、林檎ちゃんの方は?」 「だいぶ慣れてきたけど、まだ体が重いね。それに、ただでさえ空気が薄いってのに、炎をずっと出しながら戦うってのは厳しいかな」 アップルは感じたことをそのまま言う。地下に来た時から、ずいぶんと体がだるいと感じていた。生まれて一度も風邪すら引いたことのない(致死性の毒を食らったことはあるが)彼女にとって、その感覚は実に不愉快なものだった。近くに近いせいもあるだろうが、やはり酸素が薄いことが一番の原因だろう。 「大変だね。僕は反対に結構調子がいいんだ。どうも地下世界ってのは闇エネルギーが多いところらしい。一日中夜みたいなものだからかな? もっとも、こんなものをつけて戦うのには慣れたくないものだけどね」 飛南瓜はドリルを回して遊んでみるアップルは飛南瓜の腕についたドリルをじっと見た。金属の円錐はアップルの放つ光が反射している。 「ドリルってのもなかなかカッコいいと思うぞ? 男のロマンって感じで」 「え?」 「なんでもない……」 「なんだい、つれないなあ」 飛南瓜はニヤニヤと笑う。アップルは少し顔を赤らめ、そっぽを向いて土壁に触った。その瞬間、彼女の表情が一変した。目付きが鋭くなる。 「どうしたんだい?」 飛南瓜が尋ねると、アップルは返答の代わりに人差し指を立てた。飛南瓜はうなずき、すぐにアップルと背中を合わせて身構える。アップルは土壁に手を当てたまま、神経を研ぎ澄ませる。 「来る! 上だ!」 アップルは叫んで上方に拳を向ける。途端、天井が崩れ、大量の土塊が大量に降り注ぐ。 「超戦闘魔法・富士!」 アップルは片腕から熱線を天井にできた大穴めがけて放出しながら跳躍し、その場から退く。飛南瓜は一歩も動かないまま、ドリルで次々と岩石や土の塊を砕いていった。 ドリルの回転音と、土塊の中で上がった悲鳴が混じり合う。飛南瓜はドリルを上方から悲鳴のした方に向ける。アップルはもう一度熱光線を撃ちこむ。 「そんなに何度も当たらないヨッ! ハハッ!」 甲高い声がアップルの耳を突く。アップルは声の方に視線と腕を向ける。アップルの腕から放たれた光が、スナックンの姿をはっきりと捉えた。 恐らく、地下世界で視覚に頼らず聴覚だけで生活するためだろう、頭部にはやたらと目立つ円形の巨大な耳が付いている。顔にはまるで目を隠すように、黒線が一本通っている。そして、奇妙なことにどう見ても燕尾服にしか見えない衣服を身に纏っている。 その姿を見て、アップルは気を引き締める。服を着たスナックン、彼女はこれまでにも何度かそういう敵と戦ったことがある。彼らは例外なく強敵であった。服を着ているということは、知能や地位の高さを表している。そして、知能が高ければ高いほど複雑な魔法を使えるため、戦闘能力も高くなるのだ。 アップルはすぐに火炎弾を一発打ち込むが、その瞬間、地面に落ちていた大きな岩が浮き上がって、火炎弾を遮ってしまった。 「ハハッ! ムダだよ! この地下世界でこのボク、ダンディマウスに出会うなんて、キミタチはホントに運がないネ! ハハッ!」 「おしゃべりな鼠だね。キャロル!」 飛南瓜が後ろからエネルギー弾を放つが、ダンディマウスと名乗ったスナックンはそれをやすやすと避ける。 「光のない世界で育ったボクに、後ろからの攻撃なんてムダだって! ハハッ!」 そしてダンディマウスは鋭利な爪のついた両手を振り上げる。周囲に散らばっていた石ころが浮遊し、彼の手に吸い寄せられていく。そして、あっという間にダンディマウスの手を、まるで巨大な手袋のように、覆ってしまった。 「ハハッ! 行くよ!」 ダンディマウスは笑うと、その岩石の拳を林檎めがけて飛ばしてきた。アップルはとっさに腕でそれを防ぐが、岩の拳はぶつかった瞬間にはじけ飛び、アップルの全身を石礫が雨霰のように襲う。 「この程度の攻撃……」 一瞬の隙をついてダンディマウスは距離を詰めていた。そして、発射していないもう片方の岩の手でアップルの腹に強力な一撃をお見舞いする。 「ハハッ! これで終わりだよ!」 「舐めるな!」 アップルは浅黒くゴツゴツした腕を突き出し、ダンディマウスの巨大な耳をむんずと掴む。肉の焼ける匂いが、周囲に漂った。熱さに悲鳴をあげながら、ダンディマウスは岩石の拳でアップルの顔を殴る。鼻から血が流れ、アップルの彫りの深い顔を汚す。しかし、アップルは手を離さない。片耳が焼きちぎれる。 「痛いナ! ヒドイことするナ! ハハッ!」 アップルの背中に怖気が走る。こいつは、なぜ自分の耳がちぎれたというのに笑っていられるのだろうか。しかしアップルはひるまずに、ダンディマウスの顔に拳を撃ちこむ。鈍い音がして、拳が頭蓋骨を貫通する。これで終わった。そう思ってアップルが腕を抜いた瞬間―― 「ハハッ! 痛い痛い!」 ダンディマウスはまだ笑っている。さすがのアップルもぎょっとする。アップルに一瞬の隙ができたのを見逃さず、ダンディマウスはちぎれた耳を拾うと、アップルの懐から離れる。 そして、耳を傷跡にくっつけると、指をグルグルと回し、少量の土を浮遊させて、継ぎ目にくっつける。大穴がふさがり、円形の耳もくっついて、頭の形が元に戻る。 「ハハッ! これでもう大丈夫!」 「プラナリアかよ……」 「君、さっきから僕のこと無視しすぎだよ」 ダンディマウスの真横の壁が崩れ、飛南瓜が飛び出す。そして、彼のドリルが、頭部を木っ端微塵に砕いてしまう。 「だからムダだって! ハハッ!」 「しぶといなあ」 頭を砕かれてもなお、ダンディマウスは動きを止めない。岩石の腕で飛南瓜を殴ろうとするが、飛び南瓜もそれを避けて、アップルの隣に飛び退く。 「ハハッ! このままじゃ埒があかないね! それに、二対一はズルイな! ちょっと逃げさせてもらうヨ!」 ダンディマウスは首なしのまま、また地面を掘り始める。 「させるか!」 アップルは石ころを拾ってそれを火焔弾にして投げつける。そして、ダンディマウスの足に当たる。足首から先が切れ、ぼとりと落ちる。しかし、やはりダンディマウスは笑い声をあげたまま、すっかり地面に隠れてしまった。 「とんだ化物だね」 「先輩、追わないんですか?」 「いや、作戦を立てなおそう。今のままじゃ、アイツの言うとおり、埒があかない。イタチごっこさ。それに、そろそろ君の体力も限界に近いだろう? 林檎ちゃん、炎出しすぎだもの。僕もだいぶ息苦しくなってきたしね」 「……」 林檎は親指から炎を出してみる。いつもよりずいぶん弱々しい。酸素がかなり減っているのだ。 「わかりました、一旦地上に戻りましょう」 そして二人は今まで通ってきた地下道を、逆方向に歩き出した。途中であの不死身のスナックンがまた襲ってくるかとも思ったが、本当に一時退却してしまったようで、相まみえることはなかった。三十分ほど歩いて、巨大なエレベーターにたどり着く。この地下世界まで林檎と飛南瓜を運んできたものだ。二人はそれに乗り込んで、地上へと向かった。地上へ向かうエレベーターの中、林檎は超戦闘魔法少女ドリルアーム化計画について考える。 超戦闘魔法少女ドリルアーム化計画。 現在、日本国内に超戦闘魔法少女は七人存在する。そのうち、空中戦闘能力を持つ魔法少女はわずかに一人。そして、地下戦闘能力を持つものは皆無である。しかし、政府は超戦闘魔法少女の空中戦闘能力開発は研究者たちに命じたが、地下戦闘能力開発には乗り出さなかった。 そして、それに反発する研究者が数名いた。彼らは独自に超戦闘魔法少女達に地下戦闘能力を持たせようと研究と開発を始めた。それが超戦闘魔法少女ドリルアーム化計画の発端である。 超戦闘魔法少女ドリルアーム化計画研究書の第一ページには次のように書かれている。 「我らは巨大な翼で大空に羽ばたく少女たちよりも、ただ金属製のドリルが回転する様に浪漫を覚える――それがこの研究の唯一にして最大の動機である」 時はアップルと飛南瓜が地下での戦闘を開始する二日前、林檎と京子が保健室を訪れた時まで遡る。 「どういうつもりですか、先生。一般生徒に超戦闘魔法少女計画について話すなんて」 口を細めて、マグカップから昇る湯気に息を吹きかけている笹岡に、京子は歩み寄る。林檎の方は動揺からかその場に固まったまま、飛南瓜と笹岡を交互に見ている。 「まあ落ち着きなさい、無礼門くん。君もコーヒー飲むかい? インスタントだけどね」 笹岡の方はいつもの調子を変えようともしない。 「結構です」 「ああそう。でも、二人共とりあえず座りなさい。真面目な話はゆっくりしたいものだからね」 京子は目を細めて笹岡を一瞥した後、露骨にため息を付いて見せてから、パイプ椅子に座った。林檎は首を振って、私は立っていますと言った。普通のパイプ椅子は林檎にとって小さすぎるからだ。 いったいコレはどういう状況なのだ。林檎と京子は同時に同じことを考える。笹岡は十中八九、飛南瓜の秘密を知っている。そのことはどうやら間違いないようだ。数日前の事件、学校中の女子生徒からパンツが盗まれるという怪事件において提示された機械のことが頭をよぎる。スナックンが糧とする闇エネルギーを探査する機械。あれさえあれば、飛南瓜の秘密に感づくことは十分可能だ。そのことはすでにわかっていたし、飛南瓜にも注意を促しておいた。だが、それにしてもこの状況はおかしい。 どうして笹岡が飛南瓜に接触を図るのだろうか? 笹岡の専門は科学技術の研究及び開発だ。「政府」が笹岡にスナックンの血が流れていると把握したとして、笹岡に飛南瓜との接触任務を与えるだろうか? 戦闘能力も、交渉能力も皆無な笹岡に? どう考えてもありえないことだ。ならば、考えられることは一つである。笹岡は完全に独断で動いている。恐らく、上層部には闇エネルギー探知機が完成したことすら報告せずに、勝手に飛南瓜と接触を図っている。笹岡ならやりかねない、と二人は思った。ならばそんなことをする意図はなんだろうか。 「何難しい顔してるんだい、二人とも」 笹岡が首筋をボリボリと掻きながら言って、コーヒーを一気に飲み干した。そして机の上の瓶を手にとり、インスタントコーヒーの粉末をスプーンも使わないでマグカップに入れた。そして、足元に置かれた魔法瓶をひょいと持ち上げ、マグカップにお湯を注ぐ。 「さて、どこから話したものかね」 言いながら、笹岡は菓子皿に立て掛けるかたちで置かれた銀色のスプーンに手を伸ばした。そして、スプーンでカップの中身をゆっくりかき混ぜる。 「二人は知ってたかい? 飛南瓜君、人間じゃないってこと」 周囲の空気が凍りつく。林檎も京子も眉根一つ動かさず、目の前の胡散臭い中年に視線を送る。笹岡の方は一切気にする様子なく、マグカップに口を付けている。飛び南瓜もそれに合わせるようにコーヒーを啜る。京子は静かに口を開く。 「……笹岡先生はどこまで知ってるんですか?」 「それをこれから話そうと言ってるのに、せっかちだねえ、無礼門くんは」 無精髭を撫でながら、笹岡は笑う。すると、飛南瓜が溜息をつくように大きく息を吐いて、マグカップを机に置いた。 「失敬ですねえ、先生。僕は人間ですよ、少なくとも半分はね」 いつもと変わらない、紙風船みたいに軽薄な声だった。少なくとも、京子はそう感じた。しかし、林檎だけはその声がいつもと比べて、僅かに曇っていることに気がついた。 「先輩……」 林檎が唸るように声を出す。 「あー、いいよいいよ、二人共、隠そうとしないでも大丈夫。僕は生まれついての正直者なんだ。女の子に嘘を吐かせてまで自分の身を守ろうだなんて思わないよ」 「でも……」 「続けてください、笹岡先生、いや、笹岡博士と呼んだほうが?」 「博士、いい響きだねえ、でもまあ、好きに呼び給えよ。それに、そんなことは今はどうでもいいさ。とっとと話を進めよう。そうだね、僕は飛南瓜君が“普通の”人間じゃないってことに気づいている。何しろ彼は、闇エネルギーの塊だ。御存知の通り僕は闇エネルギーを探知する機械を開発中でね、そいつのおかげで簡単にわかったよ。ああ、大丈夫、上層部の連中はまだこのことを知らないよ。彼らは僕の研究になんて微塵も興味ないんだ。彼らが興味を持ってるのは結果だけさ。もっとも、僕も彼らに興味なんて全く持ってないわけだから、おあいこだけどね。話が逸れたね。とにかく、飛南瓜君については今のところ僕しか知らないわけだ。ところで、最近例の機械、闇エネルギー探知機が完成してね、給料をもらっている身としては上層部への報告義務ができたってわけさ。研究費用も落としてもらわなきゃいけないしね」 「要するに、僕を脅しているわけですね」 飛南瓜の言葉に笹岡は唇を釣り上げる。 「平たく言うとね」 飛南瓜と笹岡の視線が交差した瞬間、二人の眼の色が劇的に変化したのが、林檎と京子にもはっきりと分かった。 「僕が闇エネルギー探知機の完成を報告すれば、すぐにでも「政府」は超戦闘魔法少女計画の前線に投入することだろうね。仮にそうでなくとも、とりあえず、試用ぐらいはしてくれるだろうさ。そうなれば、君の生活は確実に崩壊するね。研究所のスナックン専門のヤツらに回されるか、そこの可愛い二人に討伐依頼が課されるか、まあそんなとこだろうね」 徐々に笹岡の口調が芝居がかってくる。 「そこで相談だ。僕は今、ある仕事を任されていてね、それを手伝ってくれるというなら、もしかしたら、君の存在をお偉いさんたちが知ることはないかもしれないね。どこかのうっかりした研究員が報告を怠るかもしれないから」 飛南瓜と笹岡は見つめ合う。僅かなときが流れた後、こんなに長い時間男と目を合わせるなんて不愉快だと言わんばかりに、飛南瓜はため息を突きながら視線を逸らした。 「いいんですか? 闇エネルギー探知機なんて便利そうなもの、早く導入したほうがあなた達の計画もスムーズに進むでしょうに」 「そのくらいは僕も考えているよ、もちろんね。闇エネルギー探知機の発明については、そのうちちゃんと報告して、ボーナスまでしっかりもらうつもりさ。そこでこいつの登場だ」 笹岡はそう言って、白衣のポケットから黒いペンダントのようなものを取り出した。 「それは?」 「このペンダントをつけると、あら不思議、君は闇エネルギー探知機に引っかからなくなる。要はチャフのようなものさ」 「チャフ?」 「電波を乱反射させて、レーダーなんかからの探知を妨害する、情報兵器の一種よ」 首を傾げる林檎に京子が説明する。 「その通り、正確に言うとチャフともだいぶ原理は違うんだが……まあ、そこら辺は長くなるから省くとして、簡単に言えばこいつがあれば、闇エネルギー探知機に引っかからなくなるって代物さ」 自分の発明に自分で対抗策を用意しているとは、と林檎は呆れる。 「なるほど、つまり僕が協力すればそれを貸してくれるというわけですか」 「その通り」 笹岡は満足気に頷く。 「僕がその気になれば今ここで、あなたを殺してでも奪いとることが出来る、そうは考えないのですか?」 「さあ、どうだろうね考えたかな、考えてないかな。でも、少なくとも今それは無理だろうね、すぐ近くに可愛らしい護衛が二人も付いているんだから」 笹岡が林檎と京子に目配せする。全ては笹岡の掌の上だと二人は同時に思った。 「わかりました、引き受けますよ。それで、僕は具体的に何をすればいいんですか?」 飛南瓜が首を振りながらため息混じりにそう言うと、笹岡は満足そうに頷いた。 「ちょっと腕にドリルをつけてくれ」 『改造手術によって腕にドリルをつけるのには無理がある。それでは超戦闘魔法少女たちの生活に支障が出てしまう。彼女たちは本当に兵器として生きることを余儀なくされ、それは超戦闘魔法少女計画の本流からも反してしまう。そこで僕が提案するのは魔法エネルギーによるドリルの具現化である。もちろん、これは誰しもが思いつく方法であろうが、しかし、それでもこれが最もリスクの低い方法であることは明白である。ただし、魔法エンジンに直接ドリルの情報をインプットすることも問題がある。物質具現化による情報キャパシティの消費は著しい。ただでさえ限界に近い超戦闘魔法少女の魔法エンジンにこれ以上の負荷をかけるのは好ましくない。そこで、外部的に魔法エンジンを取り付ける必要がある。そのエンジンに必要なときだけ魔法エネルギーを送るようにするのだ。ただし、この方法でも問題はまだ残る。いかにして外部へ純度の高い魔法エネルギーを送るかである。スナックンのような、生まれつき魔法エネルギーを操作する仕組みがあればもちろんこれは可能であろうが』――「超戦闘魔法少女ドリルアーム化計画研究書」より抜粋 つづく 次回予告 地上に戻ってきた林檎と飛南瓜。しかし、そこではレモンとダンディマウスの死闘が繰り広げられていた! 不死身のダンディマウスを倒す手段はあるのだろうか? そして飛南瓜の腕は元に戻るのだろうか!? 次回超戦闘魔法少女アップル第六話「乙女、大地に立つ!」乞うご期待!! (作・恋人が南十字星)
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/ \ /ー─、_ r6 ノリ(ハ) .(゚- ゚,,リヽ ノリ,,- o) =3 |☆ )、). ( ,(|_乂|) | 丶 / ゝ 名前:アップル 職業:Unknown(不明) 性別:♀ 年齢:??歳 種族:??族 技能:口数Lv3, 格闘Lv8 初登場:Recipe 100 チエノカジツ ~アトリエR取材前哨戦~ 本編 287 とある日アトリエRへ新たに加わった少女。やや無口。 主に店番・調合の手伝い・採取を担当。 とある理由で気配を隠すのが得意なために採取は物凄く得意。 何気にレッドのロリコン疑惑の原因でもある。 人物相関 キャラ キャラとの関係 初遭遇 レッド 雇い主 Recipe 100 チエノカジツ ~アトリエR取材前哨戦~ モランス Recipe 100 チエノカジツ ~アトリエR取材前哨戦~ リア レッドとの関係を疑われる Recipe 169 お兄ちゃん…っ!? 登場作品 Recipe 100 ├チエノカジツ ~アトリエR取材前哨戦~ Recipe 150 ├東風の旅人-第3話 Recipe 151 ├東風の旅人-第6話 Recipe 153 ├東風の旅人-第7話
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アップルシード ●6点 士郎正宗の同名漫画のアニメ化。原作は未読。 大戦後の荒廃した未来世界で、戦争が終結した事も知らずに闘っていた女兵士 デュナンは捕獲されてしまう。病室にて意識をとり戻した彼女は、体が機械化され かわりはてた姿になった恋人ブリアレオスと対面し、現在の世界を知る事になるが… 全編CGで作られたアニメ。公開された当時はどうか知らないが現在から見ると 安っぽいゲームのオマケCGのように見えてしまう。特に人間の表情はほとんど 感じられずマネキンが演技しているようで見ているのが辛い。あと髪の毛の 表現も不満だ。ただし建物などの風景はかなり優秀。音楽は結構いい感じ。 シナリオは中盤からぐっと面白くなるが、それまでは退屈。 おしい、CGのチャチさばかりが目についてしまって、もったいないなーというのが 視聴後の感想。 ●4点 爆発→爆発→爆発 映像はすごかったけど二回見たいとは思わん ●8点 10点でも良い位の綺麗なアニメなのでお勧めです。 完結していないので-1点 都市を壊しすぎ-1点 FFでCGアレルギーになった方には薬になるかも? ●4点 アップルシードは、かなり原作に忠実な雰囲気が再現されていた。 ただ、プロダクションIGの攻殻機動隊SACや押井のイノセンス以外の士郎作品を忘れて いる人には厳しいと思う。 でも、士郎正宗はもともとB級C級のテイストだからこそ面白いわけで、ご立派な作品は 士郎正宗の味から離れているんじゃないかと思う。 映画としては、CGアニメは動きの少ない顔面アップに耐えないということと、動きが大き いアクションではなかなか映えるということを教えてくれた。
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このページはこちらに移転しました アップルジャッカー 作詞/カリバネム 作曲/363スレ283 君の嫌いなコーヒーシュークリーム いつかは手にして見せてね どさくさまぎれたエトランゼ 輝くエスカペイド狙っている 明日も素敵なニュースと 羽を生やしたジュースで たぐいまれなきジョークと 生まれ持ったバズーカで そうやって頑張って行くんだよね ★マイ・スイート・スイート・ダーリン だって・何で・たって・愛なんだ マイ・スイート・スイート・ダーリン そして・何年・経って・ランデブー マイ・スイート・スイート・ダーリン ずっと・知っていて・黙っていて マイ・スイート・スイート・ダーリン きっと・何年・だって・待っていて★ 泣き顔だってちゃんとセクシーさ いつでも恋に落ちちゃっていいよ ぐるぐる回したグラニー・スミス 酸っぱく色めいて歌っている たとえ可愛いチークと 羊の柄のショーツが 振り向き様 アイニージュー♥って 溶けて無くなっちゃっても 真っ赤になって立ってんだよね ★くりかえし ★くりかえし 明日も素敵なニュースと 羽を生やしたジュースで たぐいまれなきジョークと 生まれ持ったバズーカで 明日も素敵なニュースと 羽を生やしたジュースで 力尽きてもキュートな 夜明けの前のデートで… 音源 アップルジャッカー(仮歌) アップルジャッカー(カラオケ) ※曲構成を一部変更しました。 カラオケは音量が小さいので、歌をMIXしたらリミッタなどで音を大きくしてください。 また、冒頭のカウントを消すのと、後ろをフェードアウトにするのもお願いします。 アップルジャッカー(歌:カリバネム) アップルジャッカー(歌:381スレ149=カリバネム)リテイク アップルジャッカー(歌:咲(399スレ276)) アップルジャッカー(歌:PK) アップルジャッカー(歌:ぷる)
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月の大きな夜だった。 冷たい風を素肌に感じながら、狭山純子は自転車のペダルに体重をのせる。昨日通い始めたばかりの、塾から家への帰り道。まだ田植えの始まっていない田圃の畦道を自転車はゴトゴト揺れながら走っていく。ペダルを踏みながら、彼女は重苦しく息を吐き出した。入学式からすでに二週間、小学生の頃とぜんぜん違う生活にも慣れ、友達も出来ているはずの時期である。 「なんでかな」 狭山は呟く。誰もそれに答えない。 彼女には友達と呼べる存在がいなかった。小学校卒業と同時に親の都合で引っ越し、誰も知り合いのいない状態で中学校に入学してしまったのだ。非社交的なわけではない。小学校の頃はどちらかと言えば人気者と言えるだろうポジションにいたし、おしゃべりも苦手ではない。だけど、知っている子と知らない子が混じり合う、中学開始という変化において、「自分だけ」誰も知り合いがいないと言うディスアドバンテージは、予想以上に大きかった。 ふと、彼女は自分の頬が冷たく濡れていることに気がついた。慌てて自転車を止め、制服の袖でそれを拭う。カフスボタンが鼻に当たり、小さな痛みを感じる。 「カッコ悪いよ」 少女の小さな声が夜の空気に吸い込まれて行った。そして、それに応えるような、べチャリと言う音を、少女は背後の闇の中に聞いた。狭山純子は振り返る。しかし、そこにあるのはただの田圃と、そこに腰をおろしている深い暗闇だけだった。彼女は再び前を見て、ペダルに足をかける。 突然、彼女の真上を巨大な影が通り過ぎた。そして、それは彼女の目前に重たい音を立てて現れる。 「何? 誰?」 彼女は声にならない声でそう問うたが、しかしそれは答えなかった。それは代わりに咆哮する。狭山の口から小さな悲鳴が漏れた。そして、自転車が倒れる音。 地面に転がった彼女の目が捉えたそれは、少なくとも彼女の知らないものだった。 四足で歩き、体の大きさは牛ほどもある。首周りには獅子のようなタテガミをはやし、犬のような、あるいはワニのような口の裂けた顔をしている。 「なんなのよ……………!」 彼女の言葉に、やはりそれは答えない。唸り、そしてぬちゃり、ぬちゃりと足音を立てるばかりである。少女は本能的に悟る。死ぬ。裂かれる。殺される。食われる。逃げなきゃ。立たなきゃ。走らなきゃ。 嫌だ。私、こんなところで死ぬの、嫌だ。友達もいない、こんな時に死ぬの嫌だ。もっといろんなことしたかったのに。おしゃれして、遊んで、働きたかったのに。彼氏だってほしいのに。こんなところで死にたくないよ。 彼女は震える身体に渾身の力を込めて立ち上がり、よろめきながらも畦道を蹴る。だが、すぐに彼女はまた倒れる。けっして震えのせいではない。別の何かにぶつかったからだ。 「痛っ!」 彼女が顔を上げると、そこにはまた得体のしれない生命体がいた。人の形をしているが、人ではない何か。硬く、突起のついた殻に覆われた何かがそこにいた。 「グシャー!!」 それが叫ぶ。背後の獅子のようなワニのような化物も同時に吠える。殻に覆われたそれは、手から生えている長い爪で、彼女の頬をつうと撫でた。頬から流れた血が、涙と混じる。 「なんなのよ、ねえ、答えてよ」 返事はない。ただそれはまるで自分を誇示するように雄叫びを上げるだけだった。狭山は目を瞑る。怪物は長い爪の生えた腕を大きく振り上げる。 「もう、やだよ」 狭山の口から諦めの声が漏れたその瞬間、殻に覆われたそれのからだが宙に浮いた。風を切り飛んで行った怪物は田圃に落ちる。そして、爆発音。熱風を感じて、狭山は目を開く。殻に覆われた怪物の姿はどこにもなかった。 「何? 今度はなんなのよ……」 「安心しな、もう大丈夫だから」 力強い、中性的な声が闇を伝って周囲に響く。狭山は声の方を向く。そこに立っていたのは、ひどく大柄な影だった。1メートル90センチほどだろうか。暗くて顔は良く見えないが、おそらく男だろう。肩幅はがっしりと広く、逆に頭は小さい。 「あなたは……」 「アップル」 人影は狭山の問に、短くそう答える。 薄暗いなか、狭山が目を凝らしてよくよく観察してみると、その人影は、赤い多数のフリルの付いたドレスのような服を着ていることがわかった。女、なのだろうか。それとも女装した男なのか。狭山の頭はますます混乱する。 「とっとと仕留めるよ」 アップルと名乗った、筋肉質な人影は、獅子型の怪物に向かっていく。一歩毎に地面を震わせるその足取りに、恐れやためらいはない。獅子のような怪物は、上半身を起こし、前足でアップルに殴りかかる。アップルは片手でそれを軽くいなす。いなしたかと思うと、すぐさま怪物の懐に潜り込み、右腕で一撃をお見舞いする。流れるような動きだ。怪物は、うめき声を上げ、バランスを崩した。アップルはそれに容赦なく蹴りを連発して、田圃の泥中に怪物の頭をめり込ませる。そして、倒れた怪物の腹に休むことなく蹴りを与え続ける。怪物の悲痛な叫びが、狭山の耳を鋭くつく。あまりに一方的な攻勢に、彼女は思わず目を背けた。 「相変わらず爽快だね」 また、狭山の後ろで聞き覚えの無い声がした。歌うような、どこか弾んだ口調だ。狭山が振り返ると、そこに学生服を来た少年が立っていた。月灯りに照らされた彼の顔は、目鼻立ちがすっきりと整い、誰が見ても惚れ惚れとするように美しかった。 「あれね、クラヴマガって言うんだよ。知ってるかい」 少年の言葉に、狭山は首を振る。 「世界で一番"容赦"のない格闘技さ。人を殺し、自分が生き抜くための格闘技だよ」 そんなことを言っているうちに、怪物とアップルとの格闘は終了していた。怪物はもはやピクリとも動かず、アップルはその腹に足をかけて見下ろしていた。 「おまえらにはシナモンを振りかける価値すらないよ」 アップルはそう冷たく言い放つと、片腕を振り上げた。そして、ぶつぶつと何かを唱え始める。すると、振り上げた腕が炎を纏い、夜の闇を明るく照らし出した。その時、初めて狭山はアップルの顔を見た。日本人離れした、彫りの深い顔、眼光鋭く力強い目つきなど、厳しい部分も多いが、しかし、その顔は間違いなく美しく、どこか可憐な、女のものだった。 「ウルトラマジカルクリーミー・超戦闘魔法・火焔大剛拳!!」 彼女は拳を振り下ろす。火柱が天まで昇る。熱気が、あたりを包む。 そして、そして怪物の巨大な断末魔が、徐々に消え失せていった。 「君、良かったね。僕らが偶然通りかかって」 美しい顔をした少年が、まるで恩を着せるかのように狭山にそう話しかけた。呆然としていた少女は不意の言葉に何も返せない。 「いいよ、お礼なんかしなくても。こっちはこっちで事情があるからね」 少年はそう言ってニヤニヤ笑いながら首を振る。 「それよりさ――」 少年は黙らない。狭山の顔と体をなめますように見てから、こう言った。 「君、処女かい?」 Bパートに続く (作・恋人が南十字星)